スタッフが定着しない理由
私の前職のANAのCAの中でも定年まで働く人が年間数人出るようになりました。
私はそのうちのお一人の方の発言が忘れられません。
定年のお祝いパーティで「なぜここまで長く働けたのか?」との質問に対して
「会社に来るのが楽しかった」と答えたのです。
CAの仕事はお客様に良い第一印象を抱いていただき、長いフライトの時間を快適に過ごしていただくことです。
そのため、CA同士でも気持ち良く仕事ができるように心がけています。
まず挨拶を大切にしています。
今や大所帯のCAの職場で、いつも同じメンバーで仕事ができるとは限りません。
「初めまして!」から始まる挨拶を大切にCAどうしでも第一印象を良く「また、この人と一緒に
仕事がしたい」と思ってもらえると超一流のCAと呼べるでしょう。
飲食の職場では?
飲食の職場でも同じことが言えます。
スタッフの定着率にお悩みのオーナーが多いかと思いますが、まずは職場の雰囲気を良くすることから
始めませんか?
そのために一番重要なのは店長の役割です。
スタッフは「人と接するのが好き」で飲食店で働いている人がほとんどでしょう。
そのスタッフの方々に雰囲気作りを意識させお互いが「お店に来るのが楽しい!」と自ら言えるような
職場にするのは店長の一番の仕事です。
このことで、スタッフのモチベーションが上がることと、コミュニケーションが活性化されることで
本来の業務がうまく回り始めます。
雰囲気作りのために店長が学ぶべきことは
・良い話の仕方、良い話の聞き方
・好印象の与え方
などの具体的な対人関係構築スキルです。
これらを座学で学ぶことだけでなく、演習を交えながら自らのものにすることが求められます。
また職場のフローに落とし込んで、システム・習慣化しましょう。
最近では、日本人だけの職場も珍しくなりました。
海外の人たちへ英語でも同様の研修が必要になります。
店長に変わって英語でお伝えいたします。
職場の人間関係は従業員の定着率に対して最も影響を与えると言われる要素だ。職場の雰囲気が悪いと仕事に行くこと自体がストレスとなり、業務に集中できなくなる可能性がある。コミュニケーションが不足している職場では、適切な情報共有がされず、業務に支障をきたすこともあるだろう。普段から密にコミュニケーションを取り、信頼関係を構築することによって、従業員の定着につながるだけでなく、業務効率も高まるはずだ。
「ハウスルール」は、スタッフがお互い気持ちよく働く、という目的もあります。職場の雰囲気や人間関係を保つのに重要なのが、「業務や勤務に関するハウスルール」です。シフトの交代、シフト提出の期日などは仕事を続ける上で重要なポイント。「自分ばっかりシフトが厳しい」という不満が出ないよう、公平感を出すことが大切です。
また、携帯電話の使用や休憩室の使い方を決めることも職場の雰囲気づくりに不可欠。スタッフ一人ひとりと面談をして、何か不都合なことや不満がないか吸い上げ、ルールに反映することも大切です。
挨拶
店長にスタッフが定着するように指導いたします。